準備編:外見は「シンプル」が一番

顔合わせの準備で最も重要なのは、なんといっても**「清潔感」**です。ゴローズのアクセサリーやヴィンテージデニム、ハイブランドのセットアップなど、あなたの個性をアピールするアイテムは、残念ながらこの場では逆効果になることが多いでしょう。
勝つのは、きれいな白のスニーカー、清潔感のあるパンツ、シンプルなTシャツに無地のシャツといった、ごくベーマルなスタイルです。
「アメカジが好きなのに...」「せっかくのおしゃれが...」と思うかもしれませんが、ここは割り切って、ユニクロや無印良品、MHL、アローズといったブランドのシンプルな服を“コスプレ”だと思って着てみましょう。
サイズ感も非常に重要です。身体に合ったジャストサイズで、だらしなく見えないように着こなしてください。腰パンなど言語道断。もしそんな格好をしていたら、相手は待ち合わせ場所に来てくれないかもしれません。彼女たちは遠くからあなたの様子をしっかり見ています。
また、細かいところにも気を配りましょう。
当日編:まずは「弱笑顔」で

約束の時間の5〜10分前には待ち合わせ場所に到着しましょう。これも遠くからチェックされている可能性が高いです。爽やかに、そして少しだけにかやかな笑顔で立っているのが理想的です。
初回はとにかく「良い人」という印象を与えることに徹しましょう。
下ネタは絶対にNGです。「かわいいね」「好きだよ」と安易に言うのも避けた方が良いでしょう。おじさんが鼻の下を伸ばしているように見えてしまい、かえってキモいと思われてしまうリスクがあります。
私が心がけているのは**「西島秀俊や竹野内豊が言わなそうなことは言わない」**というルールです。それぞれのキャラクターがあると思うので、自分なりのガイドラインを決めておくと良いでしょう。
外見を褒める場合は、不自然にならない程度に。「そのピアス素敵ですね」や「きれいにされていますね」といった、さりげない褒め言葉に留めておくのがベターです。
無理に手をつないだり、いきなりキスをしたりするのもやめましょう。若いイケメンの口説き方は通用しません。相手が手をつないできたら、軽く握り返す程度で十分です。
既婚女性の中には、過去に「血気盛んなおじさんにグイグイ来られて困った」という経験を持つ人も少なくありません。だからこそ、紳士的な振る舞いをするだけでも大きな差別化につながります。
会話編:「聞き上手」は最高の武器

初回で一番大切なのは、あなたが話すことよりも、相手が話しやすく、安心できる雰囲気を作ることです。相手が7〜8割話すくらいを心がけると、ちょうど良いバランスになります。
面白い話をしようと張り切るよりも、興味を持って相手の話を聞くことのほうが、ずっと好印象を与えられます。正直に言って「俺の話はだいたい面白くない」と思っておいた方が気が楽です。
そして、別れ際にはポジティブな感想を伝えましょう。
「今日はとても会話が楽しくて、あっという間でした」
「すごく気を遣ってくださる、素敵な方だと思いました」
このように、内面や行動を褒めるのが鉄板です。その流れで「またお会いしたいです」「次はどこに行きましょうか?」と、次の約束までつなげられれば大成功です。
顔合わせは、あくまで「これからを始めるための入り口」。焦らず、落ち着いて、相手へのリスペクトを忘れずに臨んでみてください。

40代フツメンがマッチングアプリで勝つ方法【最終回:2回目デート編】
https://reiwa-match.com/articles/292〜不安を取り除き、確実に次へとつなげる〜 初回デートで「この人は良さそう」と思ってもらえたら、次はいよいよ2回目のデートです。この回では、相手が感じているかもしれない「この先どうなるんだろう?」という漠然とした不安を取り除き、より親密な関係を築くことに集中しましょう。
はじめまして
令和の時代に舞い戻った、昭和生まれのフツメンです。身長は173cm、年収は800万円。趣味は「美術展ナビ」で安くておしゃれなデートスポットを探すことと、ホテルの予約サイトを眺めることです。
長年連れ添った妻には、最近「あなたのことはもう空気だと思ってる」と言われました。褒め言葉だと受け止めていますが、たまには酸素として認識されたいな、と思い、ここにたどり着きました。
仕事は広告関連のディレクターをしています。日々、どうすれば人の心を動かせるか考えています。そのノウハウを、このアプリでも活かせたらいいなと思っています。
ここまで読んでくださったあなたは、きっと「いいね」ボタンを押してくれる心の広い方だと信じています。
どうぞよろしくお願いいたします。